ピアノとの出会いは?

生涯においてその人がいつピアノと出会い、どんな形でピアノを奏でていったのかという歴史は人様々ですが、幼小期にピアノと出会っていた場合はその背景にあった家庭環境にどうしても触れる必要があります。

実際にこのことは現在の他の教室においても体験レッスンを行う時には必ず最初に保護者の方に伺う内容となっております。

保護者の方で昔、ピアノまたは楽器をやっていたかどうかという内容です。(バイオリンのレッスンでもお尋ねします。)

(保護者の方が楽器経験者でないと始められないわけではありませんのでご安心下さいね。)

現代のお子さんのピアノとの出会いの傾向

現代では

  1. 保護者の方が昔、ピアノをやっていらした方、また、楽器未経験の保護者様で現在のご自宅にピアノを入れていらっしゃらない方
  2. その逆でわずかですがピアノを入れておられるケースもあります。

 

ではお子様のピアノのきっかけが全く異なってくると思います。

で家にピアノがないケースの場合のお子様のピアノのきっかけで大変、多いのがYouTubeかなぁと思います。

YouTuberを夢見るお子様も多いと聞きます。

コロナ禍の前まではコンサートに行ってというきつかけもありましたが、コロナ禍を境にコンサート会場へ足を運ばれる一般家庭の方が本当に減少してしまったように思います。

のお家にピアノがあるケースでは生活空間の中にいつもあるわけですので、幼いお子さまなら一日の間で1回は興味本位でピアノのふたを開けるようなことがあるでしょう。

私もの人で幼き頃に専業主婦の母がピアノを教えていたのでピアノがありました。

の場合はいつでも奏でることができるわけでこのような母とのエピソードが想い起こされます。

幼い頃の楽器との出会い

母が近所のお子様に教えていたレッスン中、その時間になるとは私が邪魔をしにレッスン室のリビングへ出てきたりと今から思うとホントにどうしようもない子どもでしたが、よく考えると自分もやりたかったのかも知れませんね。

子どもさんが帰り、レッスンが終わるととたんにピアノのふたを開けては弾いていましたから。

そんなこともあり、ピアノに最初に触れた年齢は不明ですが、母ではなくピアノ教室へ行って習いだしたのが10才だったかなぁと記憶しています。

また父がヴァイオリンをやっていたことから、私は8才からヴァイオリンを始めます。

専門家の道へ

小学6年生になり、わずか4年で先生から音高を進められる。
それにはピアノもソルフェージュも始めなくてはならないということで近所のピアノ教室に通います。

ソルフェージュは作曲の先生を紹介してもらい習い出す。
やがてはヴァイオリンで音高に合格し、副科でピアノの先生と出会うのですが、今まで習ってきた先生より遥かに遥かに厳しくて、高校生だろうが、基礎重視の先生で課題曲が弾ければおしまいという講師ではありませんでした。


指の上げ方から、出す音色までと本当に厳しく、ピアノ専科でないのにと何度か思ったことがあります。

その音高には何人かピアノ講師がおられたのですが、厳しい先生に当ったなぁと正直悩みました。
しかし、そのような基礎を重視される先生との出会いがあったことで、後の人生が大きく変わっていきました。

地元の音高を卒業し東京の武蔵野音楽大学へ入学。

卒業後の就職

 

卒業してすぐにヤマハと個人音楽教室ヴァイオリンとピアノの両方を教えることになりましたが、教えていたピアノの生徒さん、どの子も基礎から入るので上達が早く曲がどんどん進んでいったことを記憶しています。

ピアノ演奏

私のピアノ演奏はというと社会人になるとそこの過去の音楽教室でも現在のABEバイオリン教室でもそうですが、ソロ曲より、伴奏曲を弾いていることが多いかなぁと。
当時、高校や音大のピアノ科のお友達が伴奏をしているのを見てピアノ科の人って伴奏ができるから凄いと感心していましたが、社会人になるとヴァイオリンを教えていてもピアノを弾かないと仕事になりません。

具体的にはどんな場面かというと生徒さんの発表会曲やレッスンにおいてです。

ピアニストの先生に来ていただけるのは実際には本番の前の1~2回だけです。
当然、アマチュアの生徒さんはその回数だけで覚えられる筈がありません。
動画でデモ演奏を作り配布しても上達具合によってはテンポも弾き方も変わってくる。

ですのでやはり、レッスンでその子のテンポに合った伴奏を弾かなければ覚えてもらえないのが現状です。

ピアノの前奏がある曲は私が演奏したピアノ伴奏をスマホで録音し、キューブのスピーカーで伴奏を流しながら上にバイオリンの旋律を乗せて弾いていく。

その動画をビデオで撮り生徒さんにメールで配布。

今までに伴奏としてクラシックの協奏曲やたくさんのポップスをバイオリンの生徒さんといっしょに奏でてきました。

どんな先生になりたいのか

バイオリン教室を主宰し、学んできたことはバイオリンでもピアノでも講師という自分の立場で物を考えたり、強く主張したりする先生にはなりたくないかなぁと思っております。

習って下さる生徒さんは99パーセントがアマチュアの方ですので、電子ピアノしか家に入れられなかった自分の過去などを想い出しながら、一人一人に寄り添ってレッスンしていければいいなぁと心から思っています。

寄り添うとはどういうことなのか。

生徒さんの置かれている様々な環境をよく聞き、把握し、どんなことを望んでいらっしゃるのか。

その中で自分にどんなことならお役に立てるのかを見出していくことができればいいなぁと日ごろから思っています。

これは私の理想ですが、聞き役に回れるやさしさがにじみ出てくるような保健室のような先生でしょうか。

そんな先生になれるとホント良いですよね。

せっかくレッスンに来てくださった生徒さんがピアノで癒され、音楽を心から楽しめる時間となりますようにとそのようなお手伝いができれば本当に幸いに思います。

 

ABEバイオリン教室 ABEピアノ教室主宰  阿部知恵子

 

 

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