でも本当に驚きの結果を出しているのです。
これは音楽家の道へ進ませるお子様だけではなく他方面のお子様の様々な進路への選択肢が可能になっていくかと思います。
今、注目されている子どもがどんどん賢くなる「絶対音感」のトレーニングとともに育脳にはなぜピアノが良いかを見ていきましょう。
ピアノを習い音感を身につけることで、むずかしい外国語などの単語を聞き分ける能力も優れていくと言われています。
言語が発達するからでしょうか。
さらに脳活性化につながるこんなことも。
音楽でIQが上がる
ピアノを習うことのメリットは語学力や記憶力を身につけられることだけではありません。
「モーツァルトを聴くとIQが上がる」という話はとても有名なお話しですがある大学の研究で、10分間モーツァルトを聞かせた後、テストを受けさせたところ音楽を聴かせられなかった時よりも平均して8〜9ポイントのIQ上昇が見られたのだそうです。
しかしこの効果は一時的な短時間のものだそうです。
では育脳によい一番効果的なピアノでのトレーニングとは絶対音感をつける訓練をすることなのです。
絶対音感が身につきますと永続的に子どものIQを10ポイント以上上げられるという研究結果が記されています。
では絶対音感について見ていきましょう。
絶対音感とは
絶対音感とは鳴っている音の全てのドレミがわかる能力です。
鳴っている音とはピアノの鍵盤上だけの音ではなく、列車の発車時の音など日常生活全般の音までドレミが言える能力です。
この絶対音感は生まれつき持っている人もいるかも知れませんが、トレーニングで身につけることが実は可能なのです。
ではこのトレーニングとは大人になってからでも始められるかというとそうではなく、6歳半までだと言われています。
相対音感とは
基準とする音を主音(トニック)と言われますがドを指します。
ハ長調のドレミファソラシドがト長調になった場合はソラシドレミファソ(ファはシャープですが)なのですが相対音感を持つ方はソラシドレミファソの音でも基準とする最初の音の主音をドとしますので違う音、ソが出ていてもソの音程を出しながらドと呼んでいきます。
このような歌い方を移動ド唱法というのですが、逆に絶対音感を持つ人の場合は固定ド唱法といって実際に出てる音のままソラシドレミファソ(ファはシャープですが)と基準の音がなくてもバラバラに音を出しながら、その音程を取ることができます。
絶対音感の習得は幼児期までしかできないのですが、この相対音感の訓練は大人になってからでもできるという利点があります。
相対音感が身につくと楽譜のない曲を耳コピーで弾けたり歌えたり、またコード進行にも強くなりますので即興やアレンジもしやすくなるかと思います。
訓練方法は旋律を歌ったり、出ている音を聴きとったり、楽譜の音符を奏でたりというソルフェージュや楽器の練習で訓練を行うケースが多いようです。
ここでは幼児期の絶対音感トレーニングを見ていきましょう。
実際の絶対音感トレーニングでは9種類の白鍵の和音と5種類の黒鍵が入る和音で計14種類の和音を14色の旗を使って1ヶ月に1つずつ覚えていきます。
最初の1か月目は赤い旗の和音を講師が鳴らし、それが何の音なのかとは告げずにただひたすら、赤旗を上げ続けてもらいます。
2ヶ月目からさらに1本黄色の旗を増やしそのような感じで1本ずつ増やしていきます。
ペースには個人差がありますが月に2本覚えられるお子様は7カ月ほどでマスターできることになります。
始める年齢が早いほど効果があると言われています。
絶対音感でIQが上がるというのであればやはり、興味を持つ人が増えるのも納得できますよね。
また、絶対音感を身につけることによって記憶力の他に理解力、判断力、集中力などが他のお子様より優れていくので将来が楽しみですね。
音楽ではどんなメリットがあるの?
絶対音感が身につくと暗譜に強くなる。
また一つずつの音が個別にわかるようになるのでチューニングが必要な楽器は早く合わせられるようになる。
正しい音程で弾くことができる(自分で音を作る楽器の場合)。
テレビ等で流れる音を聴いただけで同じ音を弾いたり、歌ったりすることができる。
このことは音楽の道を目指した方などが音大での合唱やオーケストラといったアンサンブルの授業で楽譜に書いてある正しい音を出さなければならない場面では身についていなければならない音感と言えます。